峯川大
2022年度魅力塾講師を務める。 大学卒業後、20・30代による地域活性化団体「のろし」を設立。 会社や学校だけでは実現が難しい個人のやりたいコトと、地域の困りゴトを掛け合わせたプロジェクトを “福業” と名付け、参加者自身の自己実現と地域の課題解決の両立を目指した活動を展開している。
地域を盛り上げる動きを加速させていくために、地域で活動するプレイヤーを増やし、さらに、そうしたプレイヤー同士がつながる機会をつくることを目指し、市原市との共同事業としてはじまったのが、地域共創プロジェクト「いちはら地域魅力向上塾」(以下、魅力塾)です。 2023.03.31 文:MizunoAtsumi
地域で活動する人を増やし、さらに、そうした活動を横につなげることで、地域を盛り上げる力を加速できないか?と、市民団体の活動を応援する地域連携の部署から相談を受けてはじまった魅力塾。
地域での活動に関心のある若い世代のみならず、地元の人にも参加者となってもらい、内と外の境界線をとっぱらう。
実践経験の豊富な講師から、ブランディングやデザイン、企画、発信などについて学ぶ。
地域に根差した人のローカルな知見と、新たに外から関わる人の発想を組み合わせて、「ここにしかない特別なもの」をつくる。
そうした学びと実践を組み合わせ、共に活動する仲間を見つけられるようなプログラムにすることで、実際に地域で活動するプレイヤーを増やし、また、それぞれの活動がつながるきっかけを生み出すのが、プロジェクトの目的です。
2021年度の様子はこちら▼
https://www.open-road.jp/project/miryokujuku-2021/
2022年度の魅力塾の舞台は、旧平三小学校で毎月第一土曜日にひらかれている里山市です。
旧平三小学校は、人口の減少や統廃合により廃校となった小学校。廃校になってからも、地元の人の熱意によって、取り壊されることなく、地域の方が集う場として活用され続けています。
そこで毎月開催されている里山市には、地元のおじいちゃんおばあちゃんが毎月の楽しみとして足を運んでくれたり、サイクリストが立ち寄ったり、夏には川遊びにやってくる人が遊びにきたり。いろんな方が親しみをもって楽しむ場になっています。
一方で、里山市を主催する委員会のメンバーはご高齢の方が多く、地区の住民も若者がとても少なくなっているといった課題がありました。そこで、今回の魅力塾では、地域の内外を問わず、若者世代が里山市に関わり、そこから地域の方とつながりをもつきっかけを育むことを目指しました。
今回集まった参加者は、高校生から50代までの幅広い世代。3チームにわかれ、それぞれに取り組んでみたいことや、里山市や地域の資源を活かした出店企画を練り上げていきました。
そうして迎えた魅力塾最終日には、旧平三小学校周辺の手掘りトンネルを散策する「遠足」、折り紙やけん玉、囲碁などの遊びに親しめるコーナーをつくった「昔遊び」、自分は使わないけれど誰かにもらってもらいたいものを持ち寄る「とっかえっこ」の3つの企画が実施されました。
魅力塾参加者の方は、いずれも地域の方とつながりができることを楽しみながら、それぞれのやってみたいことを実現し、今後の里山市での企画出店も継続的に続けていきたいと意欲的な様子がみられ、実際に魅力塾終了後の里山市でも出店されました!
2020年の開催から数えて、2022年度で3回目の開催となった魅力塾。地域の人だけでなく、地域外の人も混じり合って、楽しみながら課題解決を目指すこの活動が続いていくことで、地域に住む人たちが、より自分たちの地域に魅力を感じられるようになればという想いを込め、これからも市原市役所と協力しながら、プロジェクトを継続していきたいと考えています。
2022年度魅力塾講師を務める。 大学卒業後、20・30代による地域活性化団体「のろし」を設立。 会社や学校だけでは実現が難しい個人のやりたいコトと、地域の困りゴトを掛け合わせたプロジェクトを “福業” と名付け、参加者自身の自己実現と地域の課題解決の両立を目指した活動を展開している。
2022年度魅力塾講師を務める。 2013 年、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業しフリーランスデザイナーに。2017年に市原市養老渓谷へUターン。耕すデザイナーとして市原市内のデザインプロジェクトに関わる。地域おこし協力隊として活動しながら、石神菜の花畑ハルイチバンプロジェクトや、2019 年に小湊鉄道上総牛久駅にコーヒースタンド# 牛久にカフェを作りたいんだオープン。2021年合同会社開宅舎を設立。 南市原への移住促進、空き家の活用などに取り組む。
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